金属スクラップを価値ある素材にリサイクル

私たち豊熱鋼業は、貴重な資源であるレアメタルを含む金属スクラップを特殊鋼の原材料として生まれ変わらせているリサイクルカンパニー。特にダイス鋼・ハイス鋼のリサイクル技術については多くの企業から高い評価をいただいています。

素材を見分ける職人の目

通常、分析計を用い時間をかけて行う鋼種の選別を、弊社では経験を積んだ職人の「目」を使って行います。金属にグラインダーを当て、火花の色や形で種類を見分けていくのです。そのスピードはひとつあたり1~2秒。機器以上のスピードと精度を誇ります。弊社で選別できるのは50鋼種以上。様々な鋼種が混合した複合材についてもプラズマ切断機により分離させ、鋼種ごとに再資源化することができます。さらに蛍光X線携帯型成分分析計を導入し、品質管理の徹底と火花試験の精度向上を図っています。

プラズマ切断
分析計

金属リサイクルの流れ

金属スクラップを自動車関連工場や鉄スクラップ取扱企業などから買取り、特殊鋼原材料として再生できる部分を選別します。こうして種類ごとに分けられた金属は特殊鋼メーカーに出荷し、様々な種類の特殊鋼の原材料として再利用されます。

金属リサイクルの流れ

自動車メーカ-リサイクルに貢献

超硬工具はタングステン・コバルトなどが主成分。こうしたレアメタルは製造業で不可欠な素材でありながら流通量が少なく、大変希少性の高い資源です。弊社は大手自動車メーカーの工場で発生する超硬工具スクラップの回収・選別・加工・出荷まで一貫して手がけており、貴重なレアメタルのリサイクルに貢献しています。